2018年8月29日水曜日

全国高校野球選手権大会 決勝 大阪桐蔭(北大阪) vs. 金足農(秋田)「吉田投手が休養万全の状態ならばこうはならなかったし」感想。 #テレビ #TV

100回目というメモリアルな節目を迎えた今夏の甲子園は、炎天下の中でも例年以上の盛り上がりを見せた大会で一回戦から好ゲームが続く白熱の大会となりました。その中でもエース吉田投手を中心に地元選手のみで秋田県勢を決勝まで導いた金足農業の躍進は今大会のハイライトの一つです。公立校でありながら横浜や日大三高など並み居る強豪を破って東北勢初の優勝を目指す金足農業と優勝候補筆頭の大阪桐蔭の試合はまさに第100回大会にふさわしいカードだったと思います。
地力で劣りながらも見せ場を作っていた金足農業でしたが、連投の疲れを色濃く残した吉田投手が徐々に大阪桐蔭打線に捕まり、試合中盤には大差がついてしまう展開になってしまいました。こういう展開になってしまう事は予想がつきましたが、それでも残念に感じてしまうのが正直な感想です。もともと実力差のあるチーム同士の対戦ですから、大黒柱のエースが疲労困憊ではどうしようもありません。せめて吉田投手が休養万全の状態ならばこうはならなかったし、そういうフレッシュな状態で両者の対戦が見たかったという思いが高校野球ファンの本音でしょう。
しかしながら、優勝した大阪桐蔭の圧倒的な強さは勿論、決勝まで進んだ金足農業の粘りやひたむきさは素晴らしかったですし、高校野球が持つ面白さや醍醐味、球児の爽やかなスポーツマンシップを存分に味わうことが出来た素晴らしい第100回大会だったと思います。

人気の投稿