この8話、テーマは「きょうだい児」でした。大病を患う弟を持つ兄の苦悩がよく表現されてました。そして、その家族を見守る自閉症の医師(山崎賢人)や女医(上野樹里)、他のメンバー医師団の温かい支援の様子も大切なメッセージがありました。病気や障害を持つ子供の兄弟、姉妹を「きょうだい児」と呼ぶことを、こういったドラマでは、おそらく初めて発信されたのではないかと思います。きょうだいは、好きできょうだいをやってるわけではない、我慢を強いられ、辛い思いがある反面、病気や障害を持つ兄弟姉妹を身近で感じ、大変なのは十分に分かっています。それゆえ、葛藤があり、常に見えない鎖で繋がれています。普通の子にはない苦労があります。「ヤングケアラー」という言葉があります。きょうだい、それもできるだけ若いうちから支援が必要だという意味です。心の支えです。健常者側の世界では、まだまだ知られていません。できれば、教職員の方々はぜひ関心を持って頂きたいと思います。このドラマで、少しでも多くの人に、きょうだい児の心の声に関心を持ってもらえたらと願います。もちろん、病気や障害を持ちながら生きる当人は生きにくさがあります。ですが、側にいる兄弟姉妹も、生きにくいのです。
人気の投稿
-
水曜日のダウンタウン11月2日放送 この日の放送の小藪一豊さん発案のみんなの説「メリケンサック、最近の若者が見ても用途ピンとこない説」が面白かった。「噂の東京マガジン」の人気コーナー・やってTRY!をパロディして放送。調理器具の中にメリケンサック、スーパーはぼき、エキスパンダ...
-
「フラジャイル」第8話を見た感想 フラジャイル第8話は、病理医の岸先生と宮崎先生が不在の中起こった事件という内容でした。女性外科にかかる乳がんの疑いがある2人の患者さんの診療結果が入れ替わるという非常事態がありました。医師の不在の中、技師の森井くんが検体を取り違えたのではない...
-
『武田双雲の墨書七十二侯』(武田双雲)は墨書と言葉の魅力を教えてくれる 日本には季節を表わす七十二侯という言葉があります。 本書は右ページに七十二侯の言葉を武田双雲が墨で書き、左ページではその言葉の意味が書かれています。 それだけの内容と思うかもしれませんが、この武田双...
-
世界のどっかにホウチ民は好きだったが間違いなくやらせがありそう 2015年に放送されていた世界のどっかにホウチ民という番組は好きで毎日見ていましたが、楽しんで視聴しつつもやらせ番組のような気がしてなりませんでした。 芸人が外国に放置されて、スタッフは協力することもなく言葉も...
-
今年は、例年よりも早く桜が開花している地域も多く、とてもタイムリーな内容だったと思います。日本人にとって、桜は特別な感じがするので、毎週、桜を見るという独特な目標を立てて、それを実行するために仕事を5回も辞めたという中西一登さんに憧れる人も少なくはないと思います。新宿御苑頼みのと...
-
NNNドキュメント 11月6日 5万人に1人の私 今回の放送も凄く良くて今年のNNNドキュメントの中でも強く記憶に残った放送回となりました。 この放送で出て来たのがトリーチャーコリンズ症候群という障害を生まれながら持っている若い女性です。 骨の成形が上手くされない障害で、...
-
逃げるは恥だが役に立つ第4話11月1日放送 毎回楽しみにしている、今期一押しのドラマ。4話も面白かった。ひらまささんとみくりのもどかしいやりとりに、青春を思い出す切なさを感じつつ、でも微笑ましく見れるところが好き。このドラマに漂う空気感もクセになるし、そしてなによりガッキーの...
-
4/21 8:15~9:00 “情報バラエティ”とでもカテゴライズすればよいか。着ぐるみながら、表情豊かで目がクリクリ動く(CG?)MC・チコちゃんが印象的。辛辣でおませなところは5歳、という設定が納得できませんが。 皆さん「ショートケーキ」の定義ってご存知ですか。「生ク...
-
世界の果てまでイッテQ! 6月26日 この日の放送はお祭り男と新人参加の新企画の2本立て。 中でも新企画「世界の果てまでイッタっきり」が良かった。 今回選ばれた新人は森山あすか{20)。 イモトに憧れて芸人になったというだけあってとても活きがよく、見ていて気持ちが良...
-
飲食店に勤務した経験は、アルバイトを含めてゼロという彼女が開いたのは、そうめん専門店というのが、とても面白かったです。オープン前に多くの人から言われたように、そうめんはお金を出して食べるものではない、と思ってしまいがちですが、日替わりメニューを見てみると、これまでの”そうめん”の...