この番組は過去に大きなしくじりを犯した芸能人が先生として登場し、生徒たち（レギュラー出演者）に自分と同じような過ちを起こさないよう教訓を伝える番組で元々はレギュラーで放送されていた番組でしたが、昨年9月で惜しまれつつ終了してしまいました。
私は昨年の6月くらいから観始めたので、あまり観ている期間が短く、特番を心待ちにしていました。
今回のしくじり先生は村主章枝と錦野旦の二組でした。
まずは村主章枝元フィギュアスケート選手が頑なにも現役を引退しなかった理由と、現役を続けた事によって親のお金を使い込んでしまったしくじりを告白し生徒たちをざわつかせました。
私はフィギュアスケートについては無頓着なのであまり気にしていなかったですが、選手が引退する年齢は20代半ばくらいで、この村主章枝は33歳という遅さで引退したとの事でした。
一般のスポーツ選手の感覚からするとそんなに遅くは感じなかったのですが、フィギュアスケート界では遅すぎる年齢だそうです。
私がインパクトを受けたのは次の授業の錦野旦です。
私が錦野旦を認識した頃にはバラエティ番組に出まくっていたので、アイドルとして人気を博していた時期は全く知らず、1つのしくじり以外は全く知らなかったので、衝撃的でした。
スターと呼ばれていますが、元々の性格はお人好しで、直ぐに人を信用してしまい、他人からお金を借りたいので、錦野旦名義でカードを作ってほしいと依頼され、あっさり承諾してしまい、借入額の半分をその相手に渡し、返済する時もその人にお金を渡してその詐欺師がお金を返済していると思い込んでいたとの事です。
これはまず、世間知らずな点とお人好しのこの二つが混ざり合った結果起こった悲劇だと痛感しました。
現在の借金のシステムだとあのやり方は名義貸しになり、犯罪になるのであのような騙され方をする人はいないと思いますが、30年以上前だとあのやり方が出来た時代だったんだと恐ろしく感じました。
レギュラー時代から感じていた事ですが、しくじった当事者が説得力のある事を授業として視聴者に伝えていて、人生勉強になるので、この番組は定期的に特番で放送してほしいです。
