2018年12月18日火曜日

贖罪 湊かなえ まさかの展開で面白い。「事件に関わった4人の独白形式の文章構成」【感想ネタバレ注意!あらすじ】。

事件に関わった4人の独白形式の文章構成になっており、読みやすくて面白いと思いました。読めば読むほど、次が気になり読むのがやめられない本だと思いました。湊かなえさんの作品は嫌な感じになるミステリーが多く、苦手に思う方もおられると思いますが、展開や構成が独特で面白いので、是非読んでもらいたい作品です。湊かなえさんの独特の世界の心理描写やストーリー性にハマる人は多いのではないのかと思いました。また、読んでみて思ったのが、ただのドロドロな人間関係を描いた本ではなく、あっと驚くような展開や人間関係が描かれているところが多くの人を惹きつけるということです。好きなところは、読んでいて、本でフィクションだとわかっているはずなのに思わず感情移入してしまうところです。楽しいという感情ではないですが、最初から最後まで感情が激しく揺さぶるところが普段なかなか経験できないので新鮮で面白いと感じました。本の内容が現実にありそうでないところが面白いと思いました。

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