『入門!論理学』 野矢茂樹 日常が揺さぶられる
「A」の否定が「Aではない」であることに疑問を感じる人はまずいないだろう。逆もまた然りで、一対一に対応している。故に両立はしえない。では果たして「好き」の否定は「好きではない」であり、一対一に対応していると結論づけていいのか。「好きではない」にはもっと「Aではない」とは違い豊かさが含まれているのではないか……。「したがって」「だから」「または」…。普段何気なく使用している接続詞には語と語、文と文をつなぐ論理が宿っている。確かに高校数学でA且つBや、ド・モルガンの法則などは習ったが、改めて日常の言語仕様と組み合わせて考えると、数学ほど綺麗に区別分類できない場面が出てくる。入門書としての「基礎」(必ずしも理解しやすいものばかりではない)をおさえながら、数学で習った形式的側面と、日常使う曖昧で生き生きとした実際的側面の衝突まで触れているのが、知的好奇心をそそる。何気なくしゃべった言葉、ただ聞き流していたことばを論理の観点からふと振り返ってみると、「お、もうちょっと考えるとこれ面白いかも」と思える場面がふと顔を覗かせる。その侵食がたまらない。
ありがとう寄稿。
主人の暴走を止めないどころか、こゆずのような小さい子に手を出そうとしたのですから朧には何かしらの罰が与えられるのを希望します。
ゆらぎ荘の幽奈さん13話「幽奈さんとこゆずの神隠し」感想&14話予想+あらすじ・確定ネタバレ注意!龍雅湖の神霊・黒竜神の玄士郎が幽奈を気に入り、嫁にするために…週刊少年ジャンプ感想23号2016年 - 面白い漫画を教えてください。