2016年7月3日日曜日

感想・書評「永遠のゼロ:百田尚樹」ネタバレ注意・帯びタイトル通り家族に会いたくなりました(レビュー)。 #読書

永遠のゼロ 百田尚樹 帯びタイトル通り家族に会いたくなりました。

今更ながら永遠のゼロを手にとって読みました。映画が上映されたのは2013年12月でしたが、話題になればなるほど興味がなくなってしまう私は映画も見ずに今まで生きてきました。

義父から絶対に読んでおくべきだと言われた書籍が永遠のゼロでした。早速購入して読んだところ、吸い込まれるように一気に読みきってしまいました。これほど感動する小説はありません。なぜもっと早く読んでおかなかったのかと疑問に思います。世間の評判は正しかったのだと恥ずかしささえ覚えました。

実の祖父の面影を探しに、第2次世界大戦時に特攻隊や海軍に所属していた方と会い、祖父との思い出や戦争の悲惨さを主人公が聞いていくのですが、ある戦争経験者が語った話が胸に迫りました。「アメリカは命を守るために戦争をした。日本は、国を守るために命を戦争に捧げた」「だから日本は負けたんだ」と。命の価値を零戦よりも低く見た大本営は、未来ある青年に特効を命じます。その青年にも家族がいるのに。愛する妻がいるのに、です。

主人公は、様々な人との出会いを通して祖父の人間像を知り、家族への愛情や命の大切さを学んでいきました。読み終えたときは感動で涙が止まりませんでした。

もう一度読みたいと思うほど、他にはない素晴らしい作品です。

ありがとう寄稿。

高杉晋作は言わずも知れた幕末の偉人です。吉田松陰の弟子として維新回天の重要な人物として日本にとどまらずアジアを東奔西走しました。維新の夜明けを見ずにこの世を去った怒涛の青春劇を山岡荘八が見事に表現している歴史小説です。
感想・書評「高杉晋作1巻~3巻:山岡荘八」ネタバレ注意・吉田松陰の弟子として維新回天の重要な人物として日本にとどまらずアジアを東奔西走(レビュー)。 #読書 | みんなのレシピ・お料理ブログ。

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