2016年6月10日金曜日

感想・書評「ヤバい現場に取材に行ってきた!著・石原行雄」ネタバレ注意・戦時下のイラク、アジアの危険地帯、抗議集会、婚活パーティー会場、ヨットスクール、北朝鮮とどれも満遍なくコアな世界(レビュー)。 #読書

ヤバい現場に取材に行ってきた! 著・石原行雄

ここのところ本を読む機会がめっきりと減ってしまいました。
読みたいと思えるものがなくなってしまったというのもありますし、単純に本よりもネット上にとっ散らかっている駄文の方が面白いというケースも稀にあります。
しかし稀も稀、所詮は無価値が繁茂するインターネットのこと。
一際目を惹く秀逸な記事など滅多にお目に掛かれるものではなし。
ということで何か「ヤバい」ものはないかと探してみると早速ありました、ヤバい本、その名も……
【ヤバい現場に取材に行ってきた!/石原行雄】
この手のタイトルの読み物は、まず間違いなく引くほどヤバい。
そんな確信にも似た期待感と、ただ『ヤバい』というタイトルに惹かれるという、いつにも増してプリミティブな発想で購入を決意。
いざ読み始めてみると著者のユーモラスな語り口に反して、実際に綴られていたのは「予想は裏切り期待は裏切らない」というほどのディープな現場のオンパレード。
戦時下のイラク、アジアの危険地帯、抗議集会、婚活パーティー会場、ヨットスクール、北朝鮮とどれも満遍なくコアな世界ですが違法な現場、立ち入り禁止区域、不可解な現場とノンジャンルでバラエティーに富んでいるのでつい釘付けに……。
何よりも著者独自の嗅覚のみを頼りに現場から現場を渡り歩き、極限まで掘り下げていく気概がとにかく物凄いのなんの。。。
「世界はヤバい」「東京ヤバい」「知らない方が幸せだった」
そんな短い言葉しか出てこない「ヤバい」の結晶・集大成的な1冊でした。
今まで知らなかった刺激的な世界を覗いてみたいという方には是非ともオススメの1冊です。が、本書を読んで尚も上記のデンジャラスな現場に自ら足を踏み入れたくなる衝動に駆られた日には……その日以降は全て凶日です。

ありがとう寄稿。

え?真木よう子って,ドラマ「SP」とか「MOZU」に出演していた,あのアクションバリバリの女優?
おしゃれイズム:真木よう子2016年5月22日/感想!服装は白いレースのふんわりブラウス。スカートもフェミニンなデザイン…(ネタバレ注意)。 #TV | みんなのレシピ・お料理ブログ。

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