2016年5月14日土曜日

感想・書評「僕の明日を照らして:瀬尾まいこ」ネタバレ注意・自殺未遂の女性の話も、保健室登校の女の子の話も、テーマの割に平和で、毒がなく安心して読める(レビュー)。 #読書

僕の明日を照らして 瀬尾まいこ

何も考えずに平和な物語が読みたい。そう思ったときには瀬尾まいこさんの作品を読むことにしています。
自殺未遂の女性の話も、保健室登校の女の子の話も、テーマの割に平和で、毒がなく安心して読める安心感がある気がしています。
でも、この小説の題材は「再婚」「連れ子」そして「DV」……。
瀬尾さんの名前だけ見て、あらすじも確かめずに買ったことを後悔しかけましたが、きっと瀬尾さんなら何とかしてくれるはず!
という信頼のもと読み始めました。
物語の冒頭からいきなり暴行の後で、その後もちょくちょくと「優ちゃん」が「隼太」に襲い掛かりなんだか絶望しそうになりました。
しかしそこは瀬尾さんテイストというかなんというか、隼太の発言や態度の中に救いがあるので物語が重くなりすぎません。
優ちゃんがキレていないときの描写がすごく優しかったり、隼太が頑張りすぎずに頑張っていたり、
隼太は学校では恋愛もしたりなんかして、結局はほんわかした膜の中に物語が収まっているようでした。
読後のさっぱり感はいつもとは違いましたが、これはこれでよかったかなと思います。

ありがとう寄稿。

2016年のゴールデンウィークを利用して、娘と美容院に行き、2人して髪の毛をバッサリと切ってきました。
娘と一緒に髪を切りました。2016年ゴールデンウィーク日記・小学生になると、少しずつかわいらしいヘアゴムやヘアピンなどを買い集めるように…。 - みんなの政治経済ブログ。

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